独特の風味と香りが食欲がそそるにんにくですが、何かとお料理には欠かせなく常に常備しているご家庭も多いのではないでしょうか?
調理の仕方は様々ですが、刻んだりすりおろした際に緑色に変色したりしていた経験はありませんか?
その原因と対処法をお教えします。
にんにくすりおろしておいたら緑色に変色したのは使っても大丈夫?
ズバリ大丈夫です!なんの問題もありません!
痛んだと思ってそのまま捨てたりせず、そのまま調理してくださいね!
そもそもでは何故緑色に変色してしまうのか?
にんにくが緑色に変色する原因は?
生のにんにくの独特の香り、辛味の元となっている成分があります。
それはアリインという物質なのですが、このアリインはすりおろしたり刻んだり、刺激を加えると
アリシンという物質に変化します。
更に、時間が経ち空気にさらされ酸化が起こるとアルキルサルファイド化合物へと変化し、にんにくに微量に含まれる鉄分と結合し、緑色に変色します。
それが緑色に変化する原因だったのです。
このにんにくに起こる反応が、人体に何かしたの影響を与えることはありません。
また、にんにくの栄養効果も特に影響はなく、普通のにんにくとして安心して食べることが出来ます。
ただ、人体に影響はないと言いつつも変色した状態は気になりますよね・・・
この変色を防ぐ方法としては、レモン汁やお酢、オリーブオイルを少量混ぜておくと防ぐことができます。
もし、味に変化をつけたくない方は、一度にんにくを冷凍し解凍してから調理してみてください。
また、すりおろす際は鉄のおろし金を使用すると変色を受けやすい為、セラミックや陶器のおろし器を使用すると良いですよ。
余ったにんにくの冷凍保存方法は?
やはり薬味などで使用することが多いにんにく。
一度に使い切るのはなかなか難しいですよね。
すりおろしたり刻んだりして保存するのもにおいが少し気になったり風味が落ちてしまう可能性も高いです。
とはいえ、外皮を向いてしまった場合あまり日持ちしません。
どうすればにんにくを美味しく長期保存出来るのかご紹介します。
薄皮を向いた状態で、一欠片ずつキッチンペーパーに包み保存用の袋に入れます。
そのままチルド室へ保存!
この保存方法だと、2〜3ヶ月は持ちます。
調理するときも、薄皮を向かずそのまま使えるので便利ですよね!
そのまま常温保存すると、芽が出てきてしまい風味も落ちるので常温では絶対保存しないようにしましょう!
薄皮を剥くのがめんどくさい・・・そんな時は。
外皮がついたまま、保存袋に入れ冷凍庫へ!
一度冷凍してしまえば、変色も防げて使いたい分だけ解凍すれば良いのであまりにんにくを常に使う機会がない方は良いのではないでしょうか?
また、刻んだりすりおろした状態のにんにくも平らな状態にし冷凍保存しましょう。
使いたい時そのまま調理できるのでおすすめです。
まとめ
緑色に変色するのは化学反応が原因だったんですね。
にんにくを手軽に調理できるような保存方法も多種多様です。
ご自身の好みに合わせてぜひいろいろ試してみてください!