暑くなってくると冷蔵庫に麦茶が必需品になってきますよね。
本当は沸騰させて麦茶を作って冷まして保存するのがいいとは知っているけど、時間もかかるし手間もかかるし。
今まで何も気にせずに麦茶を作っていたけど、「作り方で菌が増える」って聞いたことはありませんか?
そう、作り方を間違えると知らないうちに菌が増えてしまっていることもあるのです。
今回は、麦茶の正しい作り方と、保存方法をがっつりお伝えします!
麦茶の雑菌が繁殖しやすい作り方は?
では、どの作り方で作った麦茶が一番菌が増えやすいのか見ていきましょう。
今回は3つの方法で比較してみました。
1.やかんで煮出した麦茶を、やかんごと急速に粗熱を取り冷蔵庫へ入れたもの
2.やかんで煮出した麦茶を、そのまま常温で放置して粗熱を取り冷蔵庫へ入れたもの
3.水出し用の麦茶を、市販のミネラルウォーターで作り、冷蔵庫へ入れたもの
さて、あなたは、どれが一番早く細菌が増えると思いましたか?
沸騰させれば菌は死ぬから3番じゃないかな?
沸騰しても常温で放置するのは良くなさそう…
など、色々考えることはありますが、答えは2番の「やかんで煮出した麦茶を、そのまま常温で放置して粗熱を取り冷蔵庫へ入れたもの」です。
沸騰させたのに意外ですよね。
実は、常温で放置させ粗熱をとると、冷める過程で菌が好む30度から40度になります。
その温度の時間が長くなると菌が増えやすくなってしまうのです。
菌が増えやすかった順番としては、やかんで煮出した麦茶をそのまま常温で放置して粗熱を取り冷蔵庫へ入れたものが一番増えやすく、次に水出し用の麦茶を市販のミネラルウォーターで作り冷蔵庫へ入れたものです。
一番菌が増えにくかったのは
やかんで煮出した麦茶をやかんごと急速に粗熱を取り冷蔵庫へ入れたものでした。
麦茶の正しい作り方と保存方法は?
私の家では、初めは煮出して常温放置後冷蔵庫へ、という過程でしたが、最近ではそれでは時間がかかってしまい麦茶の消費と採算があわなくなってしまうので、夜のうちに水道水で麦茶を作り冷蔵庫へ、朝には完成!というのがいつものパターンになっています。
麦茶が出来たらパックは取りだした方が良い、とも聞いた覚えがありますが、もちろん、麦茶のパックも入れっぱなし。
うーん。果たして、どうなのかというと?
結論は、やはり煮出して作った方が雑菌が繁殖しにくいという結果となりました。
正しい作り方、と言いましたが、おすすめはやはりメーカー推奨の作り方で作ることです。
煮出した麦茶を作るために、水から麦茶パックを入れて沸騰させてから火を止めて蒸らす人が多いですが、本当は「沸騰させたお湯を止めてから麦茶のパックを入れることが一番美味しい作り方です。」
それだと、味が薄いという人は、おそらく水の量と麦茶のパックの分量が合っていない可能性があるので、確認してみてくださいね。
煮出すのが美味しいのは分かったけど、面倒だしやっぱり水出しがいい!という私みたいな人もいますよね。
やかんを洗うの面倒だし…
そういうあなたは、まずは、麦茶のパックに、パックが浸るくらいお湯をかけます。
それで麦茶のパックが蒸れておいしくなります。
大体1~2分待って、そこにお水を足すだけです。
パックを入れておく時間は1時間から2時間にしてくださいね。
それ以上長いと雑味が出てきてしまいます。
出来上がってから麦茶パックを入れっぱなしにしてしまうと、菌が増えやすくなる上に、麦茶にも雑味が出てきてしまうので、どちらも2時間ほどにするようにしてくださいね。
作った麦茶はどれくらいの期間で飲みきった方がいい?
さて、作った麦茶はどれくらいの期間で飲みきった方がいいのでしょうか?
家で作った麦茶は清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存すれば2、3日は保存できます。
ただし、常温で保存した場合は、丸一日でも雑菌が増えてしまいますので気を付けるようにしてください。
まとめ
せっかく作るのなら、美味しく作りたいし美味しく飲みたいですよね。
以上のことを参考にして、美味しい麦茶を作ってもらえるとうれしいです。
麦茶は傷みやすい飲み物です。
麦茶の材料が穀物なのでデンプンが多く含まれているために、傷みやすいのです。
作った時には、なるべく早く飲みきってしまうようにしてくださいね!