牡蠣にあたって症状が軽いと言えるのはどんな感じ?対処法は?

牡蠣、美味しいですよね。
でも、牡蠣を食べておなかを壊してしまうことは少なくありませんよね。

食べて美味しかったー!と満足していたら、「ん?なんだかちょっとおなかの調子が悪いような…。もしかしてあたっちゃったかな。」なんて不安になるときありませんか。

今回は牡蠣にあたった時の症状や、牡蠣にあたらないようにするための調理方法をご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

牡蠣

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牡蠣の食中毒は3種類|軽いと言える症状は?

牡蠣は苦手な方も多いと思いますが、大好き!!という方もたくさんいますよね。
牡蠣にはビタミン、亜鉛・鉄分などのミネラル、アミノ酸、タウリン、グリコーゲンなどが豊富に含まれているので、ぜひ積極的に摂っていただきたい食材です。

でも、牡蠣ってあたるとひどいイメージありますよね。
牡蠣にあたってしまうとどんな症状があらわれるのでしょうか。

牡蠣に当たる原因は大きく分けて3種類あります。

・ノロウイルス

牡蠣にあたってしまう方の多くが、ノロウイルスによる食中毒です。
牡蠣を食べる場合は、ノロウイルスに感染するかしないかは運といってもいいでしょう。

ノロウイルスに感染すると、12時間から48時間の潜伏期間を経て、突然、吐き気、おう吐、腹痛、下痢、発熱の症状が現れます。

ほとんどの場合は37度から38度とそれほど高熱にならず、大体1日から2日症状が続きます。

ときどき、ノロウイルスに感染しても、あまり症状が現れず、軽い症状だったり、感染に気付かないということもあります。
軽症の場合でもノロウイルスは感染力が高いため、他人との接触には注意するようにしましょう。

・貝毒

海水中で有毒プランクトンを摂取した貝がその毒性を体内に蓄えることをいいます。

これらを食べることで、下痢や麻痺、おう吐などの食中毒が起き、毒によっては死亡する例があるので注意しなくてはいけません。

貝毒による食中毒は、食後30分後くらいで体調に異変が出始めます。食後すぐに体調が悪くなった時はまず貝毒を疑ってください。

4時間程度で治ることも多いですが、貝毒は重症だと命にもかかわるため、十分に気を付けるようにしましょう。

と、とても怖いことをかきましたが、毒化した貝は出荷制限がかかり出荷されません、たとえ出荷されても、直ちに回収されますので、私たちのもとに毒化した貝が届くことはありません。

ただし、潮干狩りなどで自分で摂った貝などは出荷制限の対象外なので注意が必要です。

貝毒は、熱に強いため、加熱しても解毒しませんので注意してください。

・腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオとは細菌で、おもに海水中に含まれ、ほとんどは夏に感染します。

生の未調理の海産物、特にカキ、カニ、エビを食べることにより感染し、潜伏期間は12時間前後といわれます。

症状はひどい腹痛が、下痢、おう吐、吐き気、発熱、まれに血便がみられることもあります。

最悪死に至ったこともありこちらも注意が必要です。
大体1日~2日で回復する傾向が高いです。

牡蠣アレルギーの症状は?

食中毒のほかにも、牡蠣アレルギーといって、よく食中毒と間違われやすいものがあります。

牡蠣アレルギーの症状としては、牡蠣や牡蠣を含む食品を食べた後に、のどの痒みや蕁麻疹、、下痢、腹痛、おう吐などがおこります。

一見、食中毒と症状が似ているので間違われることもありますが、ちがいとしては、食中毒は潜伏期間が1~2日ありますが、牡蠣アレルギーの場合は、早ければ食後すぐ1~2時間後に出ることもあります。

アレルギーの場合は、牡蠣を食べるたびに調子が悪くなったり、症状が長引くことも。
ひどい時にはアナフィラキシーショックを起こしてしまいますので、早めに受診するようにしてください。

牡蠣にあたらないようにするための調理法と選ぶポイントは?

牡蠣で食中毒にならないようにするためには、やはり生で食べることを避けたり、よく加熱をすることとなります。

牡蠣での食中毒の大体がノロウイルスですが、ノロウイルスは85度以上で90秒加熱すると死活するとされています。

調理する時は、中心までしっかり加熱するようにすると、食中毒の可能性がぐんと低くなります。
牡蠣を選ぶポイントとしては、規格基準をクリアした牡蠣を選ぶことや、お店の衛生状態をチェックすることも大切です。

殻付きの牡蠣は殻が深く傷が付いていないものを選ぶようにします。

剥き身の牡蠣は新鮮なほど美味しいです。

なるべくふっくらしていて、つやがあって光沢のあるものを選びましょう。また、黒い縁のビラビラした薄い膜が盛り上がったように縮んでいて、貝柱が半透明で身から離れていないものがおすすめです。

剥きたての牡蠣の身はちょっと黄色みかかっていますのでそちらも参考にしてみてください。
水が出てしまっているのは鮮度が落ちているので、新鮮な牡蠣を選ぶようにしてくださいね。

まとめ

牡蠣はとても美味しいですが、悲しいかな、今のところ、食中毒に確実にならない牡蠣を提供する技術はないと言われています。

よく加熱すれば食中毒になる可能性も低くなりますが、生牡蠣を食べたい!と思ってしまいますよね。
そんなときは、先述した牡蠣の選び方などを参考にして選んでみてくださいね。

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