今、まさに断乳している最中だったり、赤ちゃんの離乳食が始まった子育て中の方は、フォローアップミルクの存在を知っていると思いますが、フォローアップミルクの必要性などはいまいち分からないという人が多いのではないでしょうか。
「フォローアップミルクって絶対必要なの?」
「うちは離乳食を食べてくれないんだけど、栄養は足りてるのかな?」
「母乳の出が悪くなっちゃったんだけど、フォローアップミルクを飲ませたほうがいいのかな?」
など、初めての赤ちゃんで心配になったり不安になったりしてしまいますよね。
今回は、フォローアップミルクと粉ミルクの違い、フォローアップミルクはいつごろから飲ませた方がいいのかなどお伝えしていきます。
フォローアップミルクいつごろから飲ませたほうがいいの?
フォローアップミルクは、粉ミルクの一種ですが、新生児から飲むことができる粉ミルクと違う点は、離乳食では摂取することが難しい栄養素を補うためです。
厚生労働省は、フォローアップミルクを飲み始める目安として生後9ヶ月以降としています。
市販のフォローアップミルクも、生後9ヶ月からとしていて、満3歳までとしている商品がほとんどですが、フォローアップミルクを開始する時期としては、離乳食が3回食になったタイミングがベストです。
生後6~8カ月ごろの離乳食初期に飲ませると、栄養バランスが崩れてしまうので注意するようにしてください。
フォローアップミルクを飲んだほうがいいのはどんな赤ちゃん?
フォローアップミルクって飲ませないとだめなのかな?飲ませるべきなの?と悩んでしまうママも多いと思いますが、フォローアップミルクは必ず飲ませなければいけないというわけではありません。
では、どんな赤ちゃんが飲んだ方がいいのでしょうか?
フォローアップミルクを飲んだ方がいい赤ちゃんは、離乳食をあまり食べてくれないとき、母乳を与えていない、母乳が出なくなった、離乳食は食べるけど栄養が偏りがちな赤ちゃんとなります。
離乳食や食事では必要な栄養素を全部補うことが難しいので、食事にフォローアップミルクをプラスすることにより、手軽に必要な栄養素を摂取できます。
ただし、生後9ヶ月以降でも、無理に飲ませる必要はありませんので、赤ちゃんの様子を見ながら判断するようにしてください。
フォローアップミルクと粉ミルクの違いは?
新生児からの粉ミルクは母乳に近い栄養で、消化吸収がなるべくいいように作られています。
フォローアップミルクは普通の粉ミルクほど消化はよくありませんが、「離乳食が進んだ頃に不足しがちな栄養素を補ったミルク」です。
乳児期に与える完全栄養食品である育児用ミルクとは違い、あくまで離乳食を始めた赤ちゃんの「補助」的な栄養摂取の役割を持つミルクです。
成分としては、離乳食で摂れると考えられる糖質や脂肪分は控えにされていて、不足しがちな鉄分やカルシウムなどのミネラルが強化されています。
つまり、3回の食事で栄養を取るようになったときに、離乳食の栄養素補助として使うのがフォローアップミルクなのです。
簡単に言うと、普通のミルクは母乳の代わり、フォローアップミルクは牛乳の代わりです。
牛乳は1歳までは飲めませんので、赤ちゃんが1歳を過ぎたころに、アレルギーなどの様子をみながらフォローアップミルクから牛乳や豆乳に切り替えるといいでしょう。
まとめ
今回は、フォローアップミルクと粉ミルクなどの違いなどをご紹介しました。
フォローアップミルクは絶対に飲むべき!というわけではありません。
3回食になったときに、食べる量が少ない、栄養が偏っている時などに赤ちゃんの様子を見て飲ませるようにしてくださいね。